2009年6月18日木曜日

アウトサイドイン(その1)

今回はスイング軌道の修正です。何回か連載でご紹介しますが、まずアウトサイドインの軌道を修正する方法についてです。このケースは目標より左に打ち出される球筋の方ですが、前提として正しいグリップが出来ていたとして話を進めていきます。

何より重要なのはアドレスです。細かいことには触れませんが、肩・腰・膝の全てのラインがターゲットと平行かチェックしてください。スライスを経験すると、目標より左を向いてアドレスされている方が多く見受けられますが、これが間違いの大元です。最初はクラブなどを足元に置いても構いませんので、目標に対してスクエアにアドレスをとってください。次に、トップで90°上体が捻転されているか見直しましょう。捻転が浅いとどうしてもアウトからクラブが入ってきやすいのです。十分な捻転を意識してください。以降右利きの方の場合としてご説明していきます。使用クラブは7番アイアンです。
アウトサイドインの軌道を修正するには?
次はボールを打つ時(インパクト)のイメージを変えてみます。上の写真の赤色のラインがボールとターゲットを結んだラインですが、このライン通りに打とうとすると実際には黄色のラインでヒットしてしまいます。何故なら、クラブヘッドは緩やかな弧を描いています。インサイドから入ってインパクトを迎え再びインサイドに抜けていく動きなので、真っ直ぐ打ち抜くことは不可能なのです。

ですから、イメージとしては青色のラインでボールを捕らえる意識に変えてみましょう。つまり、ゴルフボールの右手前をヒットする感覚で、最初は大げさにインサイドアウトを意識してみてもいいと思います。この時ボールが右に飛び出すプッシュアウトが出ても構いません。まず第一の課題はボールに対してインサイドからクラブヘッドを入れる感覚を養ってください。

なお、この時のスイング幅ですが、私なら最初はハーフスイング、若しくは3/4(スリークォーター)ショットをお勧めします。球筋が安定してきたらフルショットで打ってみましょう。出来たらレッスンプロや熟練者の方に見ていただくか、最低でも飛球線後方からビデオでスイング軌道をチェックしながら行ってください。慌てずに、ゆっくり修正していくことが大切だと思います。